JIMTOF 2024

アフターレポート


2024年11月5日(火)~10日(日)、東京ビッグサイトにてJIMTOF2024が開催されました。
この展示会は、工作機械及びその関連機器等の内外商取引の促進ならびに国際間の技術交流をはかり、産業の発展と貿易の振興に寄与することを目的として開催しています。






当社ブースでは「Experience the ACCRETECH value」をコンセプトに掲げ、次世代自動車のコア部品であるBATTERY /e-Axle / Electronics 3つのエリアに分け、実機によるデモ測定を展示しました。実ワークによるお客様の計測ニーズに応えたデモや、中央ステージでの実例を交えた最新測定ソリューションのプレゼンテーションなど、東京精密グループが提供する製品・サービスを実際に体感いただきました。会期中は1万人ものお客様に来訪いただき、大盛況な展示会となりました。
①非接触三次元表面粗さ・形状測定機『Opt-scope NEX (オプトスコープ ネックス)』シリーズ
e-Axle計測ソリューション”Opt-scope R NEX DX”
ELECTRONICS計測ソリューション”Opt-scope R NEX SD”
3D白色干渉顕微鏡「Opt-scope(オプトスコープ)」は、どのレンズ倍率を使用しても垂直方向の分解能が一律0.01nmを実現。これにより、低倍率のレンズを使用してナノレベルの表面状態を測定でき、広い範囲を1ショットで高速に測定することが可能です。新ラインナップ「Opt-scope NEX」シリーズは、作業者にストレスをかけず測定をしていただける、オールインワン設置型(DXタイプ)や、測定ニーズに合わせたオプション(カメラ・コラム高さ・定盤サイズ・治具オプションなど)を卓上設置対応型(SDタイプ)に追加していただけるモデルがあります。



②Dimensional X線 CT装置
ELECTRONICS計測ソリューション”Insightcom”
見えないエリアを一度に検査、新次元の使いやすさ
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Insightcom の使いやすいCT テクノロジーであれば、たった1 回のスキャンを行うだけで、誰でも複雑な測定タスクおよび検査タスクを効率的に実行することができます。接触式または光学式の測定システムでは検出することのできない、隠れた欠陥や内部構造を測定し検査することができます。 |



③表面粗さ・輪郭形状統合測定機
e-Axle計測ソリューション”SURFCOM NEX 200 DX2 ±45°駆動部自動傾斜対応システム”
表面粗さも輪郭形状も、ワントレースで測定が完結
測定レンジ従来機比2倍以上の新開発のワイドレンジハイブリッド検出器を搭載し、傾斜面や起伏形状、R面のある表面粗さ・輪郭形状をワントレースで効率良く評価。さらに、表面粗さ測定用/輪郭形状測定用の専用検出器もワークピースに応じて自由自在に付け替えや後付けができます。SURFCOM NEX1台あれば、他の表面粗さ・輪郭形状測定機はもう必要ありません。
測定の自動化・省力化を加速する ±45°駆動部自動傾斜装置(参考出品オプション)
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ソフトウェアからの指示により、駆動部を±45°傾けることのできるオプションです。もちろん傾斜指示はCNCプログラムに組み込めるため、全自動での傾斜測定にも対応可能です。傾けづらい大型・高重量のワークピースであっても、簡単に狙った箇所を測定できます。 |




④真円度・円筒形状測定機
e-Axle計測自動化・省力化ソリューション
RONDCOM NEX Rs 300 SD + 協働ロボット + 参考出品製品 非接触表面粗さ測定用ピックアップACCHROS(アクロス)+ 新製品 外部エア供給システム
豊富なラインナップと多彩な機能、優れた省力化オプションであらゆるワークピースを手間なく測定できる
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2014年のリリース以来、市場のニーズにお応えしながらたゆまぬ進化を続けてきた東京精密のRONDCOM NEXシリーズ。その豊富なラインナップや多彩な測定機能、優れたメンテナンス性を継承しつつ、2つの省力化オプションを搭載できる最新鋭の真円度・円筒形状測定機、それがRONDCOM NEXです。今回の展示では新製品”外部エア供給システム”と”協働ロボット”との連携により、これまでオペレータが手動で行ってきた工程を自動化し、測定効率を格段に高めることができます。また、参考出品”非接触表面粗さ測定用ピックアップ”を搭載し非接触での真円度・表面粗さ測定を提案しました。 |



⑤表面粗さ・輪郭形状測定機
SURFCOM TOUCH 50 +参考出品製品 非接触表面粗さ測定用ピックアップACCHROS(アクロス)+新製品バーコード対応オプション
シンプルかつ簡単操作。使いやすさを徹底的に追求した小型タイプのグローバルスタンダード
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コンパクトながら高い分解能と真直度を誇るSURFCOM TOUCH シリーズ上位モデルSURFCOM TOUCH 50。新製品”SURFCOM TOUCHシリーズバーコード対応オプション”により、SURFCOM TOUCHの使いやすさはさらに進化します。バーコードの読み取りにより、測定解析条件(条件設定)の設定変更やオペレータ名・ワークピース名の入力・設定変更を一瞬で行うことができるほか、測定開始・停止・データの出力や印刷など基本的な動作の実行も可能です。操作をよりシンプルに、設定をより短時間で行えるようになり、測定準備から測定後まで、検査に掛かる時間をトータルで削減します。また、参考出品”非接触表面粗さ測定用ピックアップ”を搭載し非接触での表面粗さ測定を提案しました。 |




⑥三次元座標測定機
e-Axle計測自動化・省力化ソリューション
ZEISS DuraMax® + 棚型ワークストッカーTARNAR(協働ロボットビルトイン仕様)
多品種小ロットの測定自動化を検討されている方へ、東京精密が提案する自動化・省力化ソリューション
電源1本で測定準備OK!コンパクトなボディにZEISSテクノロジを凝縮したスキャニングタイプの三次元座標測定機ZEISS DuraMax®に棚型ワークストッカTARNARを連結することにより、多品種小ロットの測定自動化を実現します。また、TARNARは電源1本のみ・エア不要・キャスター付きなので簡単セットアップが可能、従来のストッカーに比べ設置面積は50%以上スペースを削減できる省スペース・シンプル構造、さらに協働ロボット・制御盤が本体と一体化されており、測定機と接続した自動化システム一式としても省スペースです。東京精密は計測自動化を構想から設計・導入・運用・アフターフォローまでワンストップでご提案します。



日程
2024年11月5日(火)~2024年11月10日(日)
開催地域
日本
開催会場名
東京ビッグサイト
展示会公式サイト
ブース番号
東7ホール / E7027
当社ブース概要(見どころ)
x EV( BATTERY /e-Axle / POWER ELECTRONICS )の最新測定ソリューションを提案。(自動化を含む)
「Experience the ACCRETECH Value.」を掲げ、展示会場ではお客さまの測定ニーズに合った、東京精密グループの製品・サービスを体感いただける、価値ある場を提供いたします。
また、「電動自動車xEV」のアプリケーションを充実させてご紹介いたします。特に電気自動車(EV)のコア部品である、e-Axle/Battery/Electronics生産分野における最適な測定ソリューションを中心に、多数の新製品や測定の自動化パッケージと共に出展いたします。
主な出展機
非接触三次元表面粗さ・形状測定機 |
光学式シャフト形状測定機 |
光学式シャフト形状測定機 |
三次元座標測定機 |
三次元座標測定機 |
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製品名 |
『Opt-scope NEX』シリーズ |
Shaftcom |
Shaftcom |
ZEISS DuraMax® |
ZEISS CONTURA® RDS |
概要 |
レンズ倍率に関わらず垂直方向に一律0.01nmと高分解能で実現。また、ナノ表面性状を低倍率レンズで測定でき、広範囲を1ショットでの高速測定が可能。 |
高速・高精度測定が可能な光学式シャフト形状測定機 Shaftcomと、東京精密の自動化・省力化計測ソリューションが融合。 |
「高速」で「高精度」な測定を実現し、生産現場での自動化にも対応できる光学式シャフト形状測定機。 |
コンパクトなボディにZEISSテクノロジーを凝縮。スリムで省設置スペースな現場対応の三次元座標測定機。 |
複数の測定⽤センサを併⽤可能 接触式も非接触式も、あらゆる測定に対応できるmass(multi application sensor system)テクノロジを搭載し、1台であらゆる測定に対応可能。 |
製品ページ |
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