弊社取扱製品「高精度三次元座標測定機 “ZEISS PRISMO®”シリーズ」モデルチェンジのお知らせ
2023年9月1日
株式会社東京精密が販売するカールツァイス社製高精度三次元座標測定機 “ZEISS PRISMO®(ツァイス プリズモ)” シリーズが、このたびモデルチェンジいたしました。
ZEISS PRISMO® シリーズは、30年の長きにわたり高速スキャニング測定と最高クラスの精度の代名詞として世界中で認知されている三次元座標測定機です。標準タイプのZEISS PRISMO®、高精度タイプのZEISS PRISMO® verity、超高精度タイプのZEISS PRISMO® ultra、現場設置対応タイプのZEISS PRISMO® fortisをラインアップし、自動車をはじめ航空機や工作機械、産業機器、医療機器、マスタ・ゲージなど、さまざまな分野におけるハイレベルかつ多様な品質管理ニーズにお応えしてきました。
今回のモデルチェンジでは、高精度を生み出す基本的な本体構造や測定力を一定に保つことで高精度・高速測定を実現する「アクティブスキャニング」技術はそのままに、様々な新機能の追加や改良を行うことでさらなる測定効率の向上、高い安全性の獲得を図っております。
1.
測定効率向上
スキャニング測定速度アップ、新機能「ZEISS VAST Rotary Table Axis」(オプション)でロータリテーブル使用前の設定を素早く、簡単に実施
2.
安全性向上
測定機周辺の人や物の侵入を検知し自動減速するレーザスキャナや予期せぬ事故を防止する新カバーを搭載
3.
ランニングコスト削減
エア供給のアイドリングストップ機能「ZEISS AirSaver」に加え、電源の自動ON/OFFタイマー機能で消費電力を削減できる「ZEISS PowerSaver」を標準搭載
また、ブレードやブリスクといった航空機部品の高精度・高速測定ニーズの高まりを受け、ラインナップへZEISS PRISMO® 7/12/7 fortis aero が新たに加わりました。 ZEISS PRISMO® 7/12/7 fortis aero は、ロータリテーブルの回転速度を大幅に向上する新機能「ZEISS VAST Rotary Table」と埋込型ロータリテーブル RT-ABを搭載し、それらを組み合わせた高速4軸スキャニング測定によってブレードやブリスクなどをきわめて効率よく測定することができます。
お客様が必要とするハイレベルな品質管理を、より効率良く、より安全に、より経済的に行うことができる、生まれ変わった ZEISS PRISMO® シリーズをぜひお試しください。
東京精密は、お客様の幅広い測定ニーズにお応えするために、これからも製品ラインアップを強化して参ります。
主な仕様
測定範囲 X×Y×Z |
最大許容長さ測定誤差 E0, MPE ※L(mm)は任意の長さ、△ϑ= 22℃に対する環境温度偏差 |
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ZEISS PRISMO® | 700×900×500 mm ~1600×4200×1000 mm |
0.9+L/350 µm (19~21 ℃) 1.2+L/250 µm (15~30 ℃) ※上記は9/24/7サイズまでの精度 |
ZEISS PRISMO® verity | 700×900×500 mm ~1200×1800×1000 mm |
0.7+L/400 µm (19~22 ℃) ※上記は9/18/7サイズまでの精度 |
ZEISS PRISMO® ultra | 700×1000×500 mm ~1600×3000×1000 mm |
0.5+L/500 µm (20~22 ℃) ※上記は9/13/7サイズまでの精度 |
ZEISS PRISMO® fortis | 700×1200×650 mm ~1200×1800×1000 mm |
0.7+L/400 µm (20~22 ℃) TVA E0, MPE : 0.7+(0.3|△ϑ|)+L/(400-(18|△ϑ|)) (18~40 ℃) ※上記はいずれも9/15/7サイズまでの精度 |
ZEISS PRISMO® 7/12/7 fortis aero |
700×1200×650 mm |
本製品詳細
製品に関するお問い合わせ先
株式会社東京精密 計測事業推進部 マーケティング室
住所:茨城県土浦市東中貫町4
TEL:029-831-1234(代)