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計測用X線CT装置 「Insightcom® 160」 販売開始のお知らせ

計測用X線CT装置 「Insightcom® 160」 販売開始のお知らせ

2025年8月1日

株式会社東京精密(以下、当社)は、計測用X線CT装置「Insightcom® 160」を発表いたします。

Insightcom® 160

近年、モノづくりの現場では、さらなる品質の高度化と検査工程の効率化が求められており、部品を破壊せずに内部の欠陥や寸法・形状を可視化できるX線CT装置の重要性が高まっています。そうした背景を踏まえ、当社は世界的なX線CT装置メーカーであるカールツァイス社の技術提供を受け、新たに計測用X線CT装置のエントリーモデル「Insightcom® 160」を開発しました。

 

「Insightcom® 160」は、JIS B 7440-11:2024に準拠した精度保証と、DAkkS認定を取得しているカールツァイス社で校正したトレーサブルな基準器を用いることにより、高い信頼性を実現しています。また、スキャンから測定、解析、レポート出力までを一つのソフトウェアで完結できる簡単で便利な操作性を備え、初めてX線CT装置をご使用いただく方でも安心してお使いいただけるよう、スキャン条件パラメータの自動最適化機能も搭載しています。

 

さらに、最大出力600Wの高出力X線管を搭載することで、多数のワークピースを同時に、しかも鮮明にスキャン可能。スキャン後はデータをワークピース1つひとつのデータに自動分割し、個別データとして解析することができます。この「多数個撮り」により、検査効率が大幅に向上します。装置本体は1750×870×1743mm(幅×奥行×高さ)のコンパクト設計を採用しており、設置スペースにも配慮しています。

 

「Insightcom® 160」は、小型の樹脂部品やアルミなどの軽金属製品に対する非破壊検査を、より手軽に、より効率的に行いたいという現場の声に応える装置です。使いやすさと信頼性を兼ね備え、これからX線CT装置を導入されるお客さまにも適した選択肢となります。「Insightcom® 160」のご導入をぜひご検討ください。

 

東京精密は、お客さまの幅広い測定ニーズにお応えするために、これからも製品ラインナップを強化してまいります。

※ 「Insightcom® 160」の読み方は「インサイトコム160」です。

※ DAkkS認定とは、Deutsche Akkreditierungsstelle(ドイツ認定評議会、略称DakkS)が定めた基準をクリアしていることです。

一度に多数のワークピースを測定する「多数個撮り」でハイスループット
シンプルで簡単なオペレーション

主な仕様

 

最大管電圧

最大出力

測定範囲

球間距離測定誤差

Evol::CT

※L(mm)は任意の長さ

Insightcom® 160

160 kV

600 W

φ165 mm×h 140 mm

(高分解能モード時:φ80 mm×h 80 mm)

5.0+L/100 µm

 (18~22 ℃)



製品に関するお問い合わせ

※ 選択できる仕様・オプションは製品のモデル毎に異なります。詳しくはお問い合わせください。

※ 記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様の変更等)がありますのでご了承ください。

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