特殊鋼の鋼材販売から始まり、創業時より培われた「Challenge精神」で高精度・高難易度な部品加工へと領域を広げてきた株式会社草山PLUS。近年、製品の高精度化に伴い保有設備の限界やオペレーターの育成という課題に直面していた同社が選んだのは、東京精密の三次元測定機でした。
「画面を見た時の受け入れやすさ」という直感と、親身なデモンストレーションがもたらした安心感。導入後、異業種から採用された未経験の社員が1人で2台を動かすまでに成長した理由、そして検査精度の工場がもたらした製造現場の進化について、詳しくお話を伺いました。
特殊鋼販売から加工業へと広がった事業
1969年創業、ものづくりをささえる存在へ
草山PLUSは、特殊鋼の鋼材販売を主たる業務として1969年に創業しております。重工メーカーさまがメインのお客さまで、鋼材販売から始まり、現在は加工品の扱い量が増加してまいりました。
お客さまからのさまざまなご要望にお応えする中で、少しずつ対応領域を広げてきた形です。
ゼロから挑戦したプレス金型案件
私は大学では理工学部機械工学科で学んでいました。入社後、お客さまから材料だけでなく、さまざまなご質問をいただく中で、「こんなこともやってみろ、あんなこともやってみろ」と創業者である父から指示を受け、それをきっかけに機械加工品に携わることになりました。
父は「大学を卒業しているので、この位は出来るだろう」という思いで、入社早々、大手什器メーカーからプレス金型一式の注文を取ってきてしまいまして。それも設計製図からでした。
協力してくださる設計の方を探し、図面を書いて製品化に漕ぎつけましたが、約半年間は非常に大変でした。
大学で学んだだけの知識でしたから、本当にゼロからのスタート同様です。
多くの方々にサポートしていただき、試行錯誤して取り組んだこの経験が、新しいものに対応していく適応力、そしてChallenge精神を育んでくれたのだと思い返されます。
現在も、まずは挑戦してみるという考え方を大切にしながら、新しい加工や新しい技術への対応を続けています。
高精度化する製品要求と測定現場の課題
高精度・高難易度製品への対応
草山PLUSでは、お客さまのニーズにお応えできるよう、積極的に設備投資を継続してきました。
多種多様な測定機を取り揃え、時には多関節の三次元測定機(接触型の映像処理)なども導入していました。
実績を重ねることで、高精度・高難易度の製品が増加してきまして、近年では保有機器での対応に限界を感じていたのも確かです。
加えて、オペレーターの問題が大きかったです。
目の前に高価な測定機があっても、扱えなければ意味をなさないですから。
新たな人材が操作することが必然でしたので、操作性を重視して検討を重ねてまいりました。
東京精密の三次元測定機を選んだ理由
決め手は相性と操作性
やはり相性ですね。
測定画面を見たときの受け入れやすさで東京精密さんを選ばせていただきました。性能はもちろんですが、感性を重んじています。なにより操作がしやすかったです。
当社の事業では二次元の画面が多いのですが、そこに距離の近さを感じたことも理由のひとつです。
東京精密の精密測定機を使用したら、なんとかなるという安心感がありました。
導入前の丁寧な対応が安心感につながった
それがわかったのも、デモンストレーションで親身に相談に乗っていただけたおかげです。
導入前に困っていたこと、取扱製品の特長などを事細かくヒアリングしていただくことで、導入に対して確信を得ることができました。
計測に問題が生じたときの解決方法もわかりやすくご説明いただけたことが、安心感につながりました。
CADデータ活用と検査成績書作成の効率化
また、CADデータから測定用のデータに変換がしやすく、計測プログラムが組みやすい点も良かったです。
TESCHARTを使用し、独自の検査成績賞を作成できる点も魅力的ですね。
計測結果はPDFやデジタルデータで残せることに加えて、いつでも保管できること、検索のしやすさなどで、とても助かっています。
新しい人材でも扱い易いことが重要だった
短期間に複数台の三次元測定機の導入を計画していましたので、オペレーターとして新しい人材の起用も必然でした。
初心者でも操作できるという視点からも、選考していく上での重要なポイントでありました。
やはり、相性ですね。
導入後に感じた変化
検査精度向上が加工精度向上にもつながった
以前に比べて、検査の精度が上がることにより、機械加工精度の向上にもつながりました。
加えて測定機の扱いやすさも実感しています。
異業種から入社した社員が1人で2台を運用
今回、東京精密さんの測定機を導入するにあたり、異業種から社員を採用したのですが、今ではプログラムを自分で作成して、1人で2台動かすことができています。
今までは測定箇所に合わせて、複数の測定機を使用していたため、計測に時間がかかっていた点と、計測者の技量によってしまう点がありました。
現在はリピート品対応が多いため、東京精密さんの測定機を導入したことで工数が短縮でき、誰が測っても正しい計測結果がいつでも出せるので、貢献度がとても大きいです。
現場改善にもChallenge精神が活きている
創業時に培ったChallenge精神を活かして、効率化を図る治具を日々車内で意見を出し合いながら作成し、みんなで正しく仕事ができているのも、東京精密さんの測定機を導入させていただいたおかげと思います。
今後の展望
「草山でよかった」と思っていただける存在へ
お客さま・サプライヤーさま、そして社員にも喜ばれる会社であることを継続してまいります。
まずは、安心してご発注頂けますよう、きちんとした管理のもとで製品を製造し、ご提供させていただくことに注力していければと思います。
いかなる課題も楽しんで解決策を見出す当社のChallenge精神で、新たにご縁をいただく方にも「草山でよかった」と喜んでいただける位置づけを目指してまいります。
株式会社草山PLUS
代表取締役
草山 良 様
株式会社草山PLUS
製造部 検査主任
小野 茂 様
株式会社草山PLUS
1969年に創業し、神奈川県川崎市に本社を構える企業。特殊鋼や非鉄金属の素材販売を基盤に、部品加工の分野においては、多くの顧客から信頼を集め実績を重ねている。
「UNIQUE」(楽しく・独創的で・唯一無二な存在)を会社理念として、専門力・共創力・職人力を活かして、高精度な技術を基盤に、顧客の新たな価値を創造し続けています。
※2026年6月時点の情報です。
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