ステークホルダー・エンゲージメント
東京精密グループは、社会的責任を果たしながら事業価値と社会的価値を創出するためには、さまざまなステークホルダーの皆さまとの継続的で活発な双方向のコミュニケーションが重要だと考えています。ステークホルダーの皆さまとの真摯なコミュニケーションによって真のニーズと課題を共有することで、強固で深い信頼関係を構築し、共に成長していくことを目指しています。
お客さま
東京精密の責任
製品品質(安定で信頼できる製品の提供)
サポート品質(迅速で細やかなサポートの提供)
納入品質(生産現場での安全確保)
環境配慮型製品の提供
お客さま情報の適切な管理
製品情報の適切な提供
コンプライアンス意識の向上(コンプライアンス教育)
品質に関わる力量を備えた人財の育成(品質教育)
RoHS/REACH/POPsなどの環境法令対応
主なコミュニケーション手段
顧客満足度アンケートの実施(年1回)
営業担当部門/サービス担当部門による対応(随時)
展示会/イベント(年数回)
メトロロジー(計測)センター
(セミナー・講習、プライベートショーなど)(年数回)
トレーニングサービス、遠隔サポートなど
2022年度の主な実績
テーマ | 取り組み・体制 | 主な活動結果 |
顧客満足の向上 | アンケート調査 |
顧客満足度調査(1回/年) 「満足」の割合:93.3% |
グローバルなサポート体制 | 安定した部品供給体制 | 国内外17拠点、CE Stock Search System |
顧客トレーニング | スマートグラスを用いた遠隔サポート | |
お客さまの未来をつくるサポート活動 | メトロロジー(計測)センター | 国内4拠点・海外9拠点 |
海外ショールーム | セミナー・講習会(Web含) | |
ソリューション提供 | ||
受託測定 | ||
海外技術研修 |
従業員
東京精密の責任
人権への配慮・労働関連法令の遵守
安全な職場環境への取り組み
健康でいきいきと働ける職場づくり
働きやすく、長期的に活躍できる職場環境の実現
一人ひとりが成長できる機会の提供
主なコミュニケーション手段
労使交渉
内部通報制度
教育・セミナー・e-learning
上司と部下による定期面談
役員から従業員への期初メッセージ
社内報・イントラネットによる情報発信など
2022年度の主な実績
テーマ | 取り組み・体制 | 主な活動結果 |
安心・安全な職場の確保 | 休業災害ゼロ | 休業災害 1件 |
技能・特別教育講習 | 延べ参加人数 172名 | |
こころとからだの健康 | 健康企業宣言 | 健康診断受診率 93.7% |
健康トピックスの動画配信 | ||
働きやすく、長期的に活躍できる職場環境の実現 | 長時間労働対策 | 年次有給休暇5日以上の取得率100% |
女性活躍推進に関する行動計画 | 正社員採用者に占める女性割合 18.3% 正社員に占める女性割合 8.5% |
|
一人ひとりが成長できる機会の提供 | 人財育成・開発 | 共通研修(主要テーマ):2,878時間* 階層別研修(主要テーマ):7,061時間* |
*対象範囲 (株)東京精密単体(正社員)
株主・投資家の皆さま
東京精密の責任
適時・適切かつ公平な会社情報開示
株主の権利・平等性の確保
中長期的な企業成長による収益の確保・適正な利益配分
主なコミュニケーション手段
株主総会(年1回)/ 株主通信(年2回)/ 個人投資家向け説明会(年1回)
決算説明会(年4回)/機関投資家・証券アナリストとの対話
レポート(有価証券報告書、サステナビリティレポートなど)
ホームページ(IR情報、サステナビリティ、製品情報など)
2022年度の主な実績
テーマ | 取り組み・体制 | 主な活動結果 |
公正で適切な情報開示 | (第100期)定時株主総会 | 実施回数:1回 議決権行使率:81.8% |
機関投資家・アナリスト取材対応 | 実施回数:延べ340回 | |
海外投資家向けカンファレンス | 実施回数:4回 | |
個人投資家向け説明会 | 実施回数:1回(Web参加者:1,315名) | |
決算説明会・記者会見 | 実施回数:8回 |
地域社会
東京精密の責任
地域企業への貢献活動
地域社会への貢献活動
周辺地域での災害時支援および備蓄
主なコミュニケーション手段
公益社団法人東京労働基準協会連合会
八王子労働基準協会支部への加盟
地域学生への特別講義(数年おき)
土浦市への公害防止計画書/活動報告の提出(年1回)
ボランティア活動
2022年度の主な実績
地域とのかかわり | 主な期待、価値 | コミュニティ・制度 | 主な活動結果 |
八王子市 | 地域企業との共生 | 公益社団法人東京労働基準協会連合会 八王子労働基準協会支部 |
同支部・総務広報部会所属 定期広報誌5回/年発行 |
火災防止運動 | 八王子消防協働四団体 | 危険物安全協会会員・火災防止運動 | |
環境保全活動 | 八王子市道路アドプト制度 | 「北八王子駅東側ロータリー」清掃4回、延べ176名の参加 | |
土浦市 | 環境保全活動 | 土浦市公害防止協定 | 公害防止計画・事業計画書・実施報告書の提出 |
エコパートナー協定 | 中貫公園清掃 50回延べ100名の参加 | ||
地域の学校 | 学生支援 | 八王子工場へご招待 | キャリア教育プログラムの支援 |
近隣学校への訪問 | 進路ガイダンス職業別分科会 |
サプライヤさま
東京精密の責任
公平・公正な取引
サプライチェーンにおける安全・人権・環境への配慮
CSR課題解決への支援
適切な情報提供
主なコミュニケーション手段
サステナビリティアセスメント(年1回)
調達活動を通じての対応(随時)
サプライヤCSRガイドライン
サプライヤWebシステム
CSRセミナー(年1回)
業者表彰(年1回)
2022年度の主な実績
テーマ | 取り組み・体制 | 主な活動結果 |
CSR調査・診断 | サステナビリティアセスメント | 回答率94.6% |
CSR調達の浸透 | CSRセミナー | 2022年9月実施 |
情報共有の強化 | サプライヤWebシステム | 不適合品使用調査依頼 |
メーカーの責任 | 従業員へのCSR研修 | e-learning |
パートナーシップ構築宣言
当社は、「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議*」の趣旨に賛同し、2023年2月1日「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。サプライチェーンの取引先の皆さまや価値創造を図る事業者の皆さまと連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップの構築を目指します。
*「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」:サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を越えた新たな連携を推進する活動。関係閣僚(内閣府、経産省、厚労省、農水省、国交省及び内閣官房副長官)と経団連会長、日商会頭、連合会長等がメンバーとなっている。
業界団体への参加
一般社団法人 日本半導体製造装置協会
当社は、一般社団法人 日本半導体製造装置協会(SEAJ)に加盟し、安全・サポート部会のサービス専門委員会および安全教育専門委員会の活動に参加しています。
安全・サポート部会では、半導体製造装置などの保守サービス品質の向上とサービスマンの事故0を目指し、各種ガイドライン・チェックリストの作成・提供と「SEAJ推奨安全教育」を業界標準にするための活動を展開しているほか、会員企業の海外でのフィールド活動の支援のため、中国における事業推進チームのメンバーとして、SEAJ中国渡航移動情報交換サイトの運営に参加しています。
公益社団法人 精密工学会
精密工学会は、精密工学に関する技術の健全な発達を促すために、各分野における専門技術者で組織し、重要な課題について継続的に調査研究することを目的としています。当社は、知的ナノ計測専門委員会*1と現物融合型エンジニアリング専門委員会*2に参加し、2022年度からは理事として活動を推進しています。
*1 知的ナノ計測専門委員会
知的なデータ処理やトレーサビリティおよび標準化を含めた技術開発に関する専門委員会
*2 現物融合型エンジニアリング専門委員会
3次元形状スキャニング技術(産業用X線CTや3次元サーフェススキャナー)の現物情報をデジタル化し、その情報をデジタルエンジニアリングシステム(CAD、CAM、CAE)で活用することによる新しい設計・生産手法に関する専門委員会
国際標準化機構
国際標準化機構(ISO)は主要な産業分野の標準化を行っています。当社は、技術委員会において、幾何学的製品仕様(GPS)に関する規格を審議・制定するTC213に日本の代表委員として、三次元座標測定機の規格、真円度測定機の規格、粗さ測定機/フィルタの規格、測定不確かさの規格のワーキンググループに参加しており、なかでも真円度測定機の仕様規格審議、および粗さ測定機の校正規格の改正審議においてはそれぞれ国際会議のプロジェクトリーダとして、日本提案の国際規格化を推進しています。
ISO TC213
日本精密測定機器工業会
日本精密測定機器工業会は、日本の精密測定機器産業の振興を目的に、測定をはじめとする計測全般に関する総合展示会の開催、技術および品質の向上に資する標準化の推進、他団体との連携による講習会の開催などを行っており、2020年度より当社代表取締役会長の吉田が当工業会の会長に就任しています。
当工業会が主催したJIMTOF2022での精密測定機器活用セミナーでは、当社メンバーが中心となり企画、準備推進、当日の運営に取り組みました。
各課題への取り組み