水資源

水は人々の生命や暮らしに直結する貴重な資源です。半導体製造装置を生産する八王子工場では水(純水)を大量に使用するため、水使用量削減と水リサイクルを推進することで、水資源保全に取り組んでいます。

エコファクトリ

2022年度の計画と実績

テーマ

計画・目標値 実績(2022年度)
水使用量削減
(水使用量生産高原単位削減)

2024年度までに2019年度比 5%削減

設定年

2020年

期間

2020年度-2024年度

基準使用量

2.74m3

削減目標

2.60m3

1.48m3/百万円
(2019年度比 46%減)

水使用量削減・水リサイクル

当社では、取水は全て地表水をもとにした市水と地下水で賄っており、2022年度は164,150m3を使用しました。特に八王子工場では、水(純水)を大量に使用する半導体製造装置の生産量拡大に伴い排水量も増加しているため、排水された一部の水を回収、ろ過し、純水の原水として水リサイクルを推進しています。

水使用量

 

2018年度

2019年度

2020年度

2021年度

2022年度

水使用量(m3

157,375

171,706

169,873

163,662

164,150

水使用量生産高原単位(m3/百万円)

2.05

2.74

2.29

1.61

1.48

対象範囲 八王子工場・土浦工場

純水製造設備の水リサイクル率*

2019年度

2020年度

2021年度

2022年度

16.3%

17.2%

17.2%

17.6%

対象範囲 八王子工場

*水リサイクル率 リサイクル量/使用量(=原水投入量+リサイクル量)

水リスク評価

八王子工場エリアおよび土浦工場エリアにおいて、WRI (世界資源研究所)の評価ツールAqueductにおける水ストレスはLow-Mediumクラスとなっています。今後も自治体のハザードマップの利用と合わせて、定期的に水リスクの有無を把握し、水リスクが高い生産拠点や原料調達先が判明した場合は、適切な対応を講じます。

水質指標

当社の排水は全て一般下水で、海洋・河川への排水はありません。各工場において排水管理を徹底し、水環境保全に努めています。

水質指標

  2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
BOD(t) 3.55 以下 2.75 以下 1.87 以下 2.76 以下
窒素含有量(t)  1.53 以下 1.31 以下 1.34 以下 1.44 以下
ヨウ素消費量(t)  0.71 以下 0.71 以下 0.82 以下 0.81 以下
浮遊物質量(t) 5.87 以下 5.49 以下 3.21 以下 3.78 以下
ノルマルヘキサン抽出量(t) 0.13以下 0.02 以下 0.02 以下 0.05 以下
リン含有量(t) 0.09 以下 0.06 以下 0.06 以下 0.07 以下

対象範囲 八王子工場




各課題への取り組み